麻布大学(学長:川上 泰、本部:神奈川県相模原市)とウォータースタンド株式会社(本社:埼玉県さいたま市、代表取締役社長:本多 均、以下ウォータースタンド)は、2022年7月に学術指導契約を締結し、「脱・使い捨て」の浸透に向けた産学連携プロジェクトを開始したと発表しました。水道直結ウォーターサーバーのレンタル事業を行うウォータースタンドと、麻布大学の環境科学科の学生を中心とした大学生の力を結集させ、「使い捨て」という消費行動を見直し、使い捨てプラスチック削減に取り組むとのことです。麻布大学は、『学理の討究と誠実なる実践』を建学の精神とし、人と動物と環境の共生をめざす大学です。

麻布大学内でのマイボトル利用状況調査の結果
ウォータースタンドは、環境科学科の学生が中心となって推進する産学連携プロジェクト『一杯からはじめよう!脱・使い捨てAction』をサポートするため、2021年11月に水道直結ウォーターサーバー「ウォータースタンド」を同大学へ設置し、共に使い捨てプラスチックボトル削減を目指しています。


同プロジェクトの下、同大学内でアンケートに協力するモニターを募集、事前アンケートに回答したモニターにはプロジェクトメンバーがデザインしたオリジナルのタンブラーをプレゼントし、2021年11月9日~2022年3月31日をキャンペーン実施対象期間としてタンブラーへの給水を呼びかけました。キャンペーン終了後、事後アンケートを実施した結果、下記のような結果が得られたとのことです。
また、2021年11月9日~2022年3月11日までの期間で8,818Lの給水量があり、これを500mlのペットボトルの本数に換算すると17,636本、CO2排出量に換算すると2.1tの削減効果となりました。
アンケート集計結果
事前・事後アンケートへの回答者数 211名
Q. 飲料用使い捨て容器をどのくらいの頻度で使用しますか?


まとめ
事前アンケートでは「使い捨て容器をどのくらいの頻度で使用するか?」という質問に対し、「使用しないまたは週に1回のみ」と答えた割合は75名(35.6%)にとどまりました。しかし、タンブラー配布とサーバー設置後の事後アンケートでは、同じ質問に対して「使用しないまたは週に1回のみ」と答えた割合は、161名(76.3%)に上昇しました。
麻布大学 生命・環境科学部 環境科学科について
麻布大学 生命・環境科学部 環境科学科は、1965年に開設された麻布公衆衛生短期大学を前身としており、環境問題を幅広く学べる草分けとして50年以上の歴史と伝統を備えています。気候、水・土壌、動植物、生態系、社会など環境に関わる多彩な分野を凝縮した学びで、人と動物と環境の共生を目指して教育・研究を行っています
麻布大学 生命・環境科学部 環境科学科の概要
https://www.azabu-u.ac.jp/academic_graduate/life_environmental/environmental/
浄水型ウォーターサーバー「ウォータースタンド」
浄水型ウォーターサーバー「ウォータースタンド」は、ボトル不要でいつでもおいしい飲料水が使える利便性の高さと、運搬や使い捨て容器を必要としないエコな給水システムが支持され、子育て世帯を中心とした個人宅や、SDGs達成に取り組む法人、大学などに支持されています。
ウォータースタンドが取組む「ボトルフリープロジェクト」
ウォータースタンドの「ボトルフリープロジェクト」は、誰もがアクセスでき環境負荷も少ない給水スタンドを整備し、マイボトル活用を推進するものです。
本活動を通じて、使い捨てプラスチック削減・CO2排出抑制による気候変動の緩和と、水分補給による熱中症などの被害・健康増進による気候変動への適応の両立の実現を目指しています。全国の地方公共団体・教育委員会と使い捨てプラスチックボトル削減に向けた協定を締結し、当プロジェクトを推進しています。今後も様々な組織・団体等に協力を呼びかけながら、同様の取組みを日本全国に拡大していくとのことです。
未来の世代に向けたウォータースタンドの取り組み
ウォータースタンド株式会社は、2020年2月にミッションとビジョンを新たに策定。暮らしに寄り添う製品の開発・提供と環境負荷軽減に貢献する事業経営を通じ、未来をつくる次世代育成に積極的に取り組んでいます。
ウォータースタンド株式会社 概要
代表取締役社長:本多 均(ほんだ ひとし)
本社:埼玉県さいたま市大宮区桜木町4-463(全国66拠点 2022年9月末)
設立:1969年3月 資本金:5,000万円
事業内容:水道直結ウォーターサーバー「ウォータースタンド」・空気清浄機レンタル
コーポレートサイト https://waterstand.co.jp/