引退目前で人気はどう変化した? 激レアNゲージロマンスカーVSE中古相場急変の理由とは

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2022年3月に定期運用を離脱する大人気ロマンスカー

2022年3月11日(金)、小田急電鉄の「特急ロマンスカー・VSE(50000形)」が定期運用から離脱します。「乗りものニュース」が2022年1月19日〜21日にかけて実施した「特急『ロマンスカー』で好きな車両は?」というアンケートで、全体の61.6%票数を集め、最も得票数の多かったVSEは、ロマンスカーの車両で最も人気な車両だと言っても過言ではありません。

2022年3月11日で定期運用を離脱する小田急VSE。

2022年3月11日で定期運用を離脱する小田急VSE。

実車の引退が発表されると、車種によっては最終編成のNゲージの新製品が発表されるなど、新製品や中古問わず注目を集めることが多くなります。

そこで、TOMIXが2005(平成17)年に発売したNゲージ「小田急ロマンスカー5000形VSEセット(以下VSEセット)」の中古市場の動向に注目。VSEセットを実車の引退前に鉄道模型買取店に売却すると、いったいどの程度の金額になるのかを調べました。

まずはTOMIXの小田急ロマンスカーVSEを購入するところから始めます

中古鉄道模型が陳列されている様子。

中古鉄道模型が陳列されている様子。

まずは今回のメインとなるTOMIXのVSEセットを購入するところから始めます。本企画遂行にあたりVSEセットを探し始めたのは2022年1月中旬。実車引退まで残り2ヶ月を切ったVSEの中古市場はすでに高騰していました。人気車種にも関わらず、NゲージはTOMIXからしか発売されておらず、人気に拍車がかかっているようです。

ネットオークションの相場を調べてみた

「ヤフオク!」を見ると、未使用品や新品同様のものは定価(税込2万1780円)とほぼ同額か、それより数百円〜数千円高い値段で取引されていました。例えば2022年2月には2万5000円で落札されています。
同様に「メルカリ」でも、使用感のある中古品は定価以下でしたが、新品同様のものは2万4000円前後と、定価より高額で取引されていました。

「ヤフオク!」「メルカリ」とも、程度の良いものは定価以上の値段で取引されていましたが、できれば少しでも安く状態の良いものを購入したいので、もう少し他の手段を考えてみます。

秋葉原の鉄道模型店で探してみる

次に、「秋葉原の鉄道模型店で購入する」作戦を実行しました。実店舗を巡ればネット上では見つけられない商品が置いてあるかもしれないと考えたためです。

「秋葉原の鉄道模型店全店制覇への道 17店舗を効率よく回るには?【2022年版】」の記事を参考に、秋葉原の鉄道模型店をすべて巡りましたが、結果は惨敗。秋葉原の鉄道模型店には、VSEセットは販売されていませんでした。いくつかのお店で話を聞いたところ、「年明け正月あたりまでは在庫があったが、引退が近づいてきたのですべて売れてしまった。」とのことでした。

Twitterを活用し在庫を調べてみる

次はSNSを活用する作戦です。TwitterでTOMIXのVSEセットに関するツイートをチェックしていたところ、中野にある「BIG YARD中野ブロードウェイ店」「中古VSEを発売中」との情報を掲載しているのを発見しました。

店頭で在庫を確認すると、幸いにもまだ売れていないとのこと。商品の程度を確認しましたが、目立った傷や使用感もありません。肝心の価格も、税込2万800円と、プレミア価格もついていませんでしたので、即購入を決めました。目標の「状態の良いものを定価より安く購入する」ことができて、とても満足のいく結果になりました。ちなみに購入したロットは2005年製の初回版です。

Nゲージで見るロマンスカーVSEの特徴

やっとの思いで手に入れることのできたTOMIXのVSEセット。久しぶりの鉄道模型の購入に胸が高鳴ります。
いよいよこれを開封し、NゲージのVSEはどのように再現されているか確認します。

TOMIXのVSEを開封した様子。

TOMIXのVSEを開封した様子。

VSEのNゲージを開封してみて最初に気づくことは、車両が縦並びはなく横並びで収納されていて、10両フル編成が1セットで収まっていることです。

一般的な鉄道車両は中間車が20mになっている場合が多く、10両編成をケースに入れる場合は6両の基本セットと4両の増結セットとして販売され、車両が縦並びに収納されていることがほとんどです。
VSEのNゲージが横並びで収納されている理由は、VSEが「連接台車」を採用し、1両当たりの長さが短くなっているため1つのケースで10両全てが収まるからです。

VSEは通常の鉄道車両とは異なり、車体と車体の間に台車を設けている「連接台車」を採用しています。連接台車を採用することにより、通常の鉄道車両と比較すると台車からの振動が減るため、乗り心地の向上に付与しています。連接台車を採用している車両は、一般的な鉄道車両と比較して車両の長さが短くなっています。連接台車を採用しているVSEと採用していないGSEの実車の長さを比較すると、先頭車はVSEが18,200mm、GSEが21,300mm、中間車はVSEが13,800mm、GSEが20,000mmになっています。

TOMIXのVSEは連接台車を忠実に再現していることはもちろんですが、そのため車両ケースの形状も特徴になっています。

また、TOMIXのVSEはモーター車が3号車になっています。先述の通りVSEは通常の車両と比べ車両の長さが短くなっているため、Nゲージにおけるモーター車の重みも、20m級の車両を模型化したものと比べると軽くなっています。そのため、モーター車が軽くて車両が線路から浮いてしまうことを防ぐため、車両セットにモーター車専用の錘(おもり)が同梱されているのも特徴です。

鉄道模型のVSEも連接台車の独特なジョイント音(線路と線路のつなぎ目を通過する際に発生する音)を楽しむことができます。

引退直前のTOMIXのVSEセットを査定すると…

2編成しかいないVSE同士の並び。

2編成しかいないVSE同士の並び。

実車のイメージをそのままNゲージ化したTOMIXのVSEセットを愛でていると、愛着が湧いてきて売却することが惜しく感じてしまいました。実車の記憶を鉄道模型で留めておくために売却は見送ることにしました。しかしながら、引退直前でなかなか手に入らないVSEセットの査定金額は気になります。

そこで今回「鉄道模型高く売れるドットコム」に特別に査定をお願いしつつ、VSEセットの中古相場の動きについても話を聞きました。

正式な品番、品名を担当者に伝えると、すぐに査定額が返ってきました。査定金額はなんと「平均1万700円、最高2万2500円」。今回筆者が購入したVSEセットは外箱に多少の傷が見受けられますが、車両本体の程度は良好なため、2万円前後の買取額になることが予想されます。定価が税込2万1780円であるため、定価よりもわずかに安いですが、中古品としてはかなり高額な査定結果といえそうです。

鉄道模型高く売れるドットコムの担当者は、「実車の引退が決まってからか、確実に買取相場が変わってきています。買取最高額は2021年10月は8200円でしたが、同年12月には2万5500円に跳ね上がっています。買取相場は2021年11月ころから上り調子です。」と話します。

予想以上の高額な査定結果に、よりこのVSEセットを大切にしようと思いました。しかし、今後TOMIXから再生産やその他の鉄道模型メーカーから新製品の発表があるかもしれません。そのような場合にどう中古市場が変化するかも注目です。

※ ※ ※

「鉄道模型高く売れるドットコム」では、宅配買取、出張買取、店頭買取などお客様にあった買取方法を用意しているのが特徴です。

今回査定したVSEセットのように、自宅に眠っている鉄道模型が知らない間に買取価格が上昇していることがあるかもしれません。
鉄道模型の売却を考えている方や、査定額が気になるので調べたいという方は、「鉄道模型高く売れるドットコム」の無料査定を行うことがオススメです。

鉄道模型は売りたいと思った時が最大の売り時です。

※記事中の査定額は2022年2月現在の価格です。

店舗情報

店名:鉄道模型高く売れるドットコム
URL:https://www.train-takakuureru.com/
フリーダイヤル:0120-945-991
営業時間:9:15〜21:00
定休日:年末年始
店名:BIG YARD 中野ブロードウェイ店
URL:https://www.e-2ndstage.com/
電話番号:03-6322-6441
営業時間:月〜土12:00〜18:30/日・祝12:00〜18:30
定休日:火曜日(祝日は順延)

【追記】
2022年3月11日にTOMIXからラストラン記念装飾を行ったVSEが再生産されると発表がありました。これによりNゲージのVSE市場には変化が起きると予想されます。
再生産されるTOMIXのVSEは2022年秋発売予定だそうです。

査定額や手数料などは変更になっている場合があります。ご利用される場合は、必ずサービス提供会社にて最新の情報をご確認いただくようにお願いします。
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